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女性性・男性性とは

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​森羅万象を統べる原理と二分法

人類はその歴史の中で、この世の森羅万象が起きる原理を理解しようと努めてきました。その時に好んで使われたのが二分法、つまりものごとを二つの相反する軸によって整理・分類し、全体を把握・判断する方法です。その代表的なものが女性性と男性性です。

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女性性・男性性の定義

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このサイトが用いる「女性性・男性性」の定義は、分析心理学(ユング、河合隼雄)と陰陽思想(主にフリッチョフ・カプラによる理解)を中心にまとめたものです。ですからこのサイトの「女性性・男性性」の定義は、「女性原理・男性原理」と呼ばれるものも含みます。このほかソフトで女性的な価値として一般的に受け入れられているものやハードで男性的な価値とされるものも、それぞれ「女性性」、「男性性」としています。ただし社会的・文化的に定義された「女らしさ」「男らしさ」は除外します。

女性性と「生命の再生産」

女性性と男性性への振り分けが絶対的なものではない中で、世界で共通してみられる定義があります。それは「生命の再生産」は 女性性(女性原理)ということです。言うまでもなく、女性が子どもを産む性だからです。「生命の再生産」は連綿と続く生死の繰り返し。そのシンボルとして使われたのが「円・丸」であり、「循環」も女性性とされました。豊穣が重大事だった農耕を中心とする時代、人々は「生命の再生産」を司るとされた大地の女神「大地母神」へ祈りを捧げました。

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​主な参考文献 → 

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